鋭い投げで好発進=集中力見せた日馬富士-大相撲秋場所

日馬富士(左)は栃煌山を上手投げで下す=10日、東京・両国国技館
 4横綱で秋場所初日の土俵に姿を見せたのは日馬富士のみ。そんな異例の状況で迎えた結びの一番で、33歳の横綱がさすがの集中力を見せた。 当たって素早く左上手を引いた。つかんだ位置がやや深く上体が起きたが、右をのぞかせ、タイミングのいい上手投げ。「初日はいい緊張感。楽しみとドキドキがある」。相撲巧者の栃煌山を鮮やかに転がした一番を振り返り、満足そうな笑みを浮かべた。 横綱は自分一人だけという本場所は、初めての経験。御嶽海北勝富士ら若手の台頭が目覚ましい中で、いつも以上に綱の権威を示す責任がある。八角理事長(元横綱北勝海)は「強い横綱がいて、それを倒す若手がいれば盛り上がる。そういう意味で日馬富士の負担は大きい」とみている。 いつものように両肘にサポーター、両足首はテーピングで固めての出場。体のことや特別な重圧とも闘う15日間となるが、「自分の相撲に集中する。まだまだこれから」。挑戦者の高い壁であり続けるために、まずは取りこぼしの多い序盤戦を乗り切って勢いをつける必要がある。(2017/09/10-20:37) 

時事通信:2017年 9月 10日

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